5月31日静岡朝日テレビにて放送されました当社もりのこうえん代表岩渕のコメントに補足いたします。
私は「法律」が絶対的に、常に、かつ永遠に「正しい」とまでは思っていません。
しかし、現実に今その「法律」「ルール」があるのなら、それを守らなければならない、と思うのです。
「正しくない」と思われる「法」は改めていくべきとも思うのです、改められるまでは、現状の「法」に従うべきだ、という思いです。
この発言は、私の行動の出発点に関して述べたものです。
若い頃に、設計事務所及び不動産業などを経営していた経験と昨年静岡県庁にて森林法の説明を受けたことなどを勘案して許認可は下りると判断したのであります。
もちろんそのためには、事業者が「変更」等の指導に従うことが条件であります。
コンプライアンスに厳しい事業者である事も分かりました。
で、「許認可は下りる、事業はやられる」のであれば、伊東市、地域に対して何をして頂けるのか? と、事業者への要求、交渉を始めたのです。
この言葉を捉えて、「私有地だから何をしてもいい、というのは間違っている」など、およそ「お前のかぁさん出べそ」的レベルの反応には残念で仕方がありません。
前述のとおり私有地であったとしても、様々な法による規制があり、制限されることが多々あります。
それらを踏まえたうえで、地域として、住民として意見、要望等を含めて意思表明することは自由であり大切なことでもあると考えます。
しかしそこにはある一定の限度、一線があるのではないでしょうか?
要求したり主張する行為に権利はあるとしても、要求もしくは主張する内容は制限される場合もあるのではないでしょうか。
もちろん「絶対に・・」などと言い切れるものではないかもしれません。
当該メガソーラー事業はご存知のように「FIT法」により売り上げが保証されている事業です。
注)注釈を付け加えるならば、私自身は「FIT法」を是とはしていません。未整備のままスタートした法であることは誰もが知るところではあると思います。
さて、事業者が売電開始後は年間約1億円の税収入が見込まれています。{その内市税は7,000万円前後}20年間継続して納付されるでしょう。その納税額の大きさをどのように捉え、考えるのかということです。現在の伊東市における財政規模を考慮すると、その額の大きさは貴重な財源と成り得るのではないでしょうか!
そしてそのような規模の企業誘致は今後あり得ない、と私は思っています。
私は太陽光発電事業者に対して、「この地で事業をやるならば」ということで様々な要求をしてきました。私ども(株)もりのこうえんが作ろうとしている「森の公園」への全面的な協力もそのひとつの結果です。
事業用地の半分以上を占める残置森林の開放も快諾していただきました。もちろん事業者の伊東市への本店移転による納税効果も約束されました。
その他諸々ありますが、FIT法による売電終了後についても協議を始めています。
事業用地全体を無償にて市へ譲渡も前向きに検討中であります。
それにより、パネル撤去後の敷地を自由に使えることとなり、欧米にあるような「ボールパーク」なども視野に入ってきます。
もしくは、パネルをそのままにして売電収入を得ることも可能ではないでしょうか?
私の試算では年間五億円ほどの収入となります。5年間ほどその資金をプールして「ボールパーク」建設資金にすることも可能でしょう。あくまでもパネル撤去費用は別途、事業者によって確保プールされています。
そう、20年先、またその先の、次の世代を見据えることも必要だと思うのです。
「止めてどうするんですか?」この問いは私自身への問でもあるのです。
仮に事業者に対して、この太陽光発電事業を断念、中止させることが出来たとしたら私には何ができるのだろう?
仮に、その重い決断を事業者から得たとしたら、私はどうすればいいのだろう?
何をしなければならないのだろう?
考えてはいるのですが現時点では無策です、何もできません。
結果として私と同じ結論でも構いませんが、反対を叫んでいる方々に是非考えてもらいたいのです。「止めてどうするんですか?」
以上、当社もりのこうえん代表岩渕のコメント補足です。
もっと詳しく話しを聞きたい方は、こちらまでお気軽にお問合せください。
89 thoughts on “放送されたコメントについて”
コメントは受け付けていません。